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タングステンは、耐熱性が非常に高く、放射線遮蔽特性に優れていることが特徴です。ただし、加工性においては、硬度が高く割れや欠けが発生しやすいことから、加工が難しい「難削材」と呼ばれています。
化学式 | 融点 | 熱伝導率 | 熱膨張率 | 金属密度 | モース硬度 |
W | 3,422℃ | 168W/m・K | 4.3(10−6/K) | 19.3g/㎤ | 9 |
素材の特徴 ・融点が高いため、超高温環境で使用できる。 ・熱膨張係数が低いため、超高温下での形状安定性が高く、歪みや反りが発生しにくい。 ・金属密度が高いため、放射線遮蔽特性に優れる。 |
モリブデンは、ステンレス相当の加工性を持っており、高融点金属の中では比較的自在に加工することが可能です。タングステンと似た特性を持ちますが、耐熱性で劣るため、用途や環境に応じて使い分けられています。
化学式 | 融点 | 熱伝導率 | 熱膨張率 | 金属密度 | モース硬度 |
Mo | 2,623℃ | 142W/m・K | 5.1(10−6/K) | 10.28g/㎤ | 5.5 |
素材の特徴 ・融点が高いため、高温環境で使用できる。 ・熱膨張係数が低いため、高温での形状安定性が高く、歪みや反りが発生しにくい。 ・機械加工性に優れ、複雑な形状の加工も可能。 |
タンタルは、焼結金属であるタングステンやモリブデンと異なり溶融工程を経て生成されますので、素材欠陥が少ない高機能材料です。ただし、粘り気があるため、切削加工においては加工難易度の高い素材と言えます。
化学式 | 融点 | 熱伝導率 | 熱膨張率 | 金属密度 | モース硬度 |
Ta | 3,269℃ | 57.5W/m・K | 6.4(10−6/K) | 16.65g/㎤ | 6.5 |
素材の特徴 ・融点が高いため、超高温環境で使用できる。 ・タングステンやモリブデンにはない柔軟性や延性といった特徴を持つ。 ・静電容量が高いため、コンデンサー用途として広く活用されている。 |
材質:タングステン、モリブデン など
難削材であっても、外周部やスリット部の曲面加工のように、精度が必要なご依頼も承ります。
材質:モリブデン
焼結材のため柔軟性に乏しく、折れやすいモリブデンの板金加工も承っております。
材質:タングステン
硬度の高いタングステンであっても、複雑な形状への曲げ加工が可能です。隙間を均一に形成するといった精度が求められるご依頼も承っております。
材質:タンタル
粘り気が高く加工難易度の高いタンタルであっても、精度の高い製作が可能です。