HOME製品紹介:布/不織布/カーボン繊維
近年、工場における自動化を促進する目的から静電チャックの仕組みを応用したロボットハンドの引き合いを多くいただいております。生地の場合、繊維の織り方、太さ、毛足の長さ、形状などが多岐に渡り、特に通気性の高い生地の場合、バキューム吸着では取れなかったり、複数枚取りしたりといったエラーが目立ちます。また、カーボン繊維の場合、バキューム吸着では繊維方向が乱れてしまい、設計通りの弾性率を確保できないことがあります。
当社では長年培った経験と知識に基づき、静電チャックという新たな発想でご提案させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q1バキューム吸着の場合、重ねた生地を吸着すると複数枚取りしてしまうことがありますが、解決策はありますか?
静電チャックを使用すれば、生地の通気性に起因する複数枚取りは解消されます。ただし、原因が生地同士の繊維の絡みや摩擦により発生する静電気の場合、他の機械的なアシスト機構との組み合わせを検討する必要があります。
Q2静電チャックとロボットを組み合わせて使用できますか?
問題ありません。ロボットに合わせた静電チャックのオーダーメイド設計が可能です。また、専用電源は外部信号入力による電源のON/OFF、および印加電圧の設定ができます。
その他、静電チャックに関する一般的なご質問はこちらをご覧ください。